アジアを流れて



10分のタイ旅行

橋で超える国境

May 2000


橋で渡る国境


 ラオスのビザが切れるので更新の為にタイへ行くことにした。ここビエンチャン(VTE)から一番近い国境超えはメコン河に架かる友好橋を渡ってタイの国境の町ノンカイへ出ることである。
まずはモーニングマーケット近くでタムロしている乗合タクシーであるトクトクを見つけて橋まで17kmを5,000kip(kip:キップ=80円)で話を付ける。この間17kmの道路は一応完全舗装であるがラオス道路のオキマリである凸凹は当然標準装備である。

まずは出国手続で書類とパスポートを出すと・・・やっぱり!!私の場合入国、出国のスタンプが多すぎて現在有効のスタンプが見つけだすのが困難・・係官が「お前が自分で探せ!」とパスポートを戻してきた。 この頃いつもこれだもんね・・・

新しいパスポートは2年しか経っていなく最初から増刷して作ったのにVISA、入出国スタンプを含めて既に173押されてて完全白ページはもう3ページしかない。 これはヤバイ!! オイラ、以前カリブのトリダードトバコ入国審査で「我が国はビザ捺印に完全未使用の見開き1ページを要求している、君の場合パスポートにスタンプを押す余白のページが無いので残念ながら君は入国できない」 本当に嘘の様な情けに話を体験している。

これを通過すると、出国税2,500kip(30円)支払いである、だが手持ちのkipが2,000kipしか無く$20を出したら「お釣が無い」との事で500kipまけてくれた! 税金を一挙に20% offなんて「ボーペンニャン」(気にしない:タイのマイペンライと同じ)これを、いいかげんと言うか? のどかな国?と言うか・・

ここを通過すると税関であるが今回はオイラの荷物はデジカメだけなのでも問題無く通過。 ここで橋を渡るシャトルバスに乗ることになる。料金2,500kipである、橋を超えてタイ側に渡るのに5分と掛からない。 ここで注意して欲しのはタイは左側通行(日本と同じ)ラオスは旧仏植民地で右側通行である、このような場合どちらの通行方式を取るかはきっと外交交渉ではメンツにかけての大問題だろうが結果はラオス側の負け?で動き出して直ぐにタイ式へレーンチェンジ、だから橋は左側通行なのである。

左がタイ右がラオス
友好橋中央
国境付近にて

遠くにラオスの輸出の花形電力を売る為の高圧送電鉄塔が見える。

日本人にとって橋を超えて国境を渡るのはアジアではシンガポールとマレーシア間のジョホーバルがおなじみであろう・・しかしここはあの混雑さと効率さを感じる事はできない、やはりアジアの片田舎の国境である。(橋完成以前の渡し舟・フェリーは健在で値段も安いが外国人は利用できない)

















   タイ側からラオスを見る。

さて、橋を渡りタイ側に降ろされたら早速タイ入国手続である、日本人はNo-VISAなので1分で終わる。(蛇足ながらタイと日本はVISA相互免除条約を結んでいる訳ではない、悪く言えば観光客を欲しいタイが入国しやすい様に勝手に日本人をVISA免除待遇にしているだけである。この点相互にVISA免除しているアメリカの様なパイロットプログラムと全然状況は違うのである、従ってこの事を知らないタイ人は「何故日本人がNo-VISAでタイへ入国できて俺達タイ人は日本のVISAが要るのだ、バカにしている」と無知故の不満がでるのである。

さて国境のゲートは正に高速道路の料金所そのものである。ここでの出国とは4レーン向こうの出国ゲートへ行って今までと逆の手続きをする事である、せっかくタイまで来たのでショッピングとゲート前の売店でジュースとパンを買う(合計110円)そして出国手続きへ・・

今回のタイ旅行・・タイ滞在期間10分、タイ国全走行距離120m・・・

右が到着・タイ入国ゲート
手前がタイ出国ゲート
この間歩いただけの120mが今回のタイ旅行。



「なんだ。これは!タイに何時入国して何時出国しているのか良く分からん」・・んんん・・また、ラオスと同じ事を言われてしまったのでパスポートでスタンプ探しラリーが始まった。
バス料金10BTHで橋を渡りだしたら、今日は土曜日のせいか歩いて渡っている人が多い。おまけに橋の中央(国境)で歌手みたいな人がギター持って歌っておりそれをビデオカメラが撮影していた。カラオケのロケかな??数年前は川を挟んでタイとラオスでドンパチやっていたと言うのに・・・・正に時代は変わる。ボブディランで無くても吐きそうなセリフである。








歩いて国境を渡人々。
向こう側はラオス。
現在は歩行禁止。

Visit Laos Year

去年、今年はVisit Laos Year である。 アメージングタイ の観光誘致政策成功に刺激されたのかミャンマーがそれをコピーした。 ラオスも負けじと外貨獲得製作に乗り出す。なにせ今までラオス=VISA面倒、 が通説であったのを何と一挙にラオスに来てからVISAがその場で取れるアライブドビザシステムになってしまったのである。(これができるのはこことビエンチャン空港、ルアンパバン空港の3個所)
従ってバスを降りると目の前がこの窓口、料金は$30但し土曜日なので超過勤務手当て分$1追加で合計$31である、(通常日本で業者へラオスビザを頼むと13,000-18,000円位言われる)
「いけないビザ申請用の写真を忘れた!」と思ったら係員は「ボーペンニャン」・・・いい国だな〜全く!
入国料金2,500kip/10BTHを払って晴れてラオスへ帰り着いた。

バス停ではちょうどマイクロバスが出るところだった、このバスは最近日本がODAで寄付したものである。さすがに新車は快適で前を走っているタクシーを次々に追い抜いて行く、それも当然、タクシーと言えば35年も前のアローラインと言われたトヨタコロナが大半を占める国のだから。


◆ 夢のアジア横断鉄道

オマケを一つ、下の写真で鉄道のレールが途中で埋められてしまっているのが分かるであろう。これがタイ バブル時に打ち上げられた「タイーラオスに鉄道!夢のアジア横断鉄道に一歩近づく」の現在の悲しい姿である。
タイ側の線路は友好橋の手前100m位まで来ているがタイのお金を充てにしているラオス側はタイバブル崩壊の今となっては当然ながら線路は1mもできていない。


あれから9年・・・
2009年 国際路線完成! 体験乗車の記録です。















日本人にとって橋を超えて国境を渡るのはアジアではシンガポールとマレーシア間のジョホーバルがおなじみであろう・・しかしここはあの混雑さと効率さを感じる事はできない、やはりアジアの片田舎の国境である。(橋完成以前の渡し舟・フェリーは健在で値段も安いが外国人は利用できない)








































2009年 完成しました。